第16回 青木厚典 BLUCO〜日本発欧米スタイルのワークウェア
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日本発の「BLUCO(ブルコ)」は、一過性のファッショントレンドに左右されない質実剛健な欧米スタイルのワークウェアで、バイカーやメカニックだけでなく、サーファーやスケーター、そしてファッション界や著名人にも愛用者が多い。
BEACHED DAYSの創設者、ミッチ・アブシャーもそのシンプルかつ本質を求めるもの作りに共感し、初となるコラボレーションの実現に至った。
今回はプライベートにおいてバイクとサーフィンをこよなく愛する、BLUCO主宰の青木厚典氏に話しを伺った。

いわゆるヨコノリとの出会いはいつでしたか?
出身が東京の福生だったので、まずスケートボードが先ですけど、いまみたいな(スケートの)文化はなかったので、ローラースケートと同じような遊びの延長でした。でもその時にアメリカを感じたんですよね。小5でサッカーを始めて読売クラブのユースチームに所属しましたが、高校に入るとスポーツも辞め、周りもまあ悪かったのでオートバイを乗りまわしていました(笑)。同時にヨコノリとの関わりも無くなり、卒業後はバイク関係の仕事をしていました。
モトクロス・ブランドのFOXの日本代理店で営業をやっていて、その会社が国立競技場でジャパン・スーパークロスというモトクロス大会を主催していたんですよ。 なので思い返すと、コレまでバイクとアメリカに関係することをずっとやってきましたね。BLUCOに関してもヨコノリよりも、バイクやアメ車からのインスピレーションで始めたブランドなので。
サーフィンをやり始めたのはいつからですか?
45歳になったとき、東京で仕事を続けるのは嫌だから田舎に行こうと思い立ち、海に行こうかって山に行こうかってなったんですよ。で、サーフィンしたいなって(笑)。男の子ならいつかはやっぱりサーフィンやりたいじゃないですか。それでいきなりこっちに来て、勝浦のサーフチームに入ったんですけど、パキパキのショートボードに乗り、それこそ始めて2、3ヶ月でバリのクラマスに連れて行かれて洗礼を受けました。デカいダンパーの波を真っ直ぐ降りてくるみたいな(笑)。
まあ何にも知らずにショートから始め、その後(シェイパーの)TAPPYに出会い、ゆったりとした大人のスタイルもあるんだなって思い、少しづつシフトして行き、気付いたらオルタナ系の方が性に合ってたという感じです。色んなボードを取っ替え引っ替え乗り、オレは何を目指しているんだという時期もありましたが、サーフィンを始めて17年、やっとグライダーでいいんだ!というところに落ち着きました。


BLUCOはどういった経緯でスタートしたのですか?
洋服の勉強をするために、スノーウェアを作るゴアテックスの下請け工場で働いていたこともありました。その後、2006年に知人の勧めでこれまで日本になかった本格派ワークウェアのOILというブランドを始めるのですが、商標を取るのが難しかったこともあり、2013年に新たに名前をBLUCOと変えて始めました。由来はブルーカラー(BLUE COLOR)ですが、青木の BLUE TREEやBLUE WOODも考えたんですけどしっくり来ず、青木商店のBLUE CO→BLUCOになりました(笑)。
BLUCOのアイテムを拝見すると、まさに伝統的なアメリカのブルーカラーが日々愛用するワークウェアのテイストを感じます。ご自身はどんなものに影響を受けているのでしょうか?
これまでカリフォルニアだとサンフランシスコやLA、ベニスなども長期滞在したこともあるのですが、実際行って見ると雑誌の影響でなんかすでに知ってるような感じがするんです。アメリカだと内陸、昔に旅をしたアーカンソー州やどちらかと言うと東海岸。タクシードライバーやレオンとかの映画の影響もあり、ニューヨークやシカゴ、またヨーロッパの古い歴史のある街並みも好きです。

BEACHED DAYSはミッチ・アブシャーのアイデアを反映して、今回BLUCOと初のコラボレーションに至りました。
ミッチ・アブシャーはめっちゃ格好良くて、そのスタイルが好きです。彼がやっているお店(CAPTAINS HELM)の雰囲気も最高だし、マフィアみたいなビジュアルもいい(笑)。別格の存在ですね。タトゥーが入っているアーチ(マット・アーチボルド)やクリスチャン・フレッチャーとか他のサーファーとも全く違う。コラボができて光栄に思います。
ありがとうございます。最後に、青木さんにとってサーフィンとはどういうものですか?
バイクと一緒でいまはライフ。サーフィンも健康のためとかでもなく、生活の一部になっている。スノーボードとかになるとやっぱりデイリー(日常)じゃないから趣味になってくる。バイクも速いスピードで走りたいとか、値段が高いものが欲しいとかじゃない。サーフィンも一緒で、乗っていてただ気持ちがいいから。満足行くライディングができないときは、もうやめてやる!って思うこともあるけど(笑)。

青木厚典(あおきこうすけ)●1964年、東京都福生市出身・千葉県大網市在住。仲間内のライフスタイルの中から生まれる「必要最低限の必然性」に目を向け、2004年にOEMを主とするHERMIT-SELECTIONを東京にて設立。2006年に自社ブランドのOIL WORK WEARを立ち上げ、後に千葉県いすみ市に拠点を移しBLUCOへ。2010年にUNCROWD EYEWEARを発足。2018年には直営1号店となるBLUCO STORE MEGUROをオープンした。
https://https://www.blucoinc.jp/
Instagram: @bluco.inc_official, @blucoaoki